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江戸時代、豊前小倉(現北九州市)から玄界灘沿岸を通り、肥前唐津(現佐賀県唐津市)を結ぶ唐津街道は、北部九州の交通と物流の大動脈として整備されました。この街道は、宗像市を通るルートであり、現在も「赤間宿」と「原町」に昔ながらのまちなみが残っています。
唐津街道赤間宿は筑前21宿のうちの一つとして江戸時代から
明治期の鉄道開通期までは宿場町として、
宗像地方の物資の集積地として発展しました。
今も白壁や格子窓といった昔の家並みが残っています。
出光興産創始者、出光佐三翁の生家も残っており、
赤間宿まつりなどでは、好意で生家が公開されています。
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幕末、攘夷派の公家三条実美らは、京都を脱し長州を経て筑前太宰府へ移されることになりました。この石碑は、その途中の赤間宿御茶屋に25日間滞在したことを記念するものです。
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出光興産の創始者である出光佐三(1885年~1981年)の生家です。出光佐三は、愛郷心が強く、地域の振興に物心両面で尽くしました。小説『海賊と呼ばれた男』(百田尚樹著)のモデルとなった人物です。
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赤間宿の氏神社。江戸期は祇園社と称し、明治になり、須賀神社と改称しました。貴船神社・菅原神社・水神社・恵比寿神社も境内に祀られています。毎年7月には祇園祭が行われ、12月にはゑびす座が行われます。
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赤間村に住む政という娘は父が決めた許嫁と経済的な理由から結婚できず、勝浦村の富豪の子息の求婚との狭間で思い悩み、京和元(1801)年に18歳で自害したのを悼み建立されました。
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お菓子の製造、卸、小売販売を続けた家で、「中の間」には「明り取り」があり、横には長いレールがあり、奥行きの深い建物であるのがわかります。
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旅人や馬に飲み水を供給するため、町筋に合計7箇所の辻井戸があったといわれています。現在は、そのうちの2カ所が残っています。
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明治初期の建物で、以前は荒物屋でした。先代は金具職人としてろうそくの金型(全国にも数人しかいない)を作っていました。
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平成28年11月の開室で出光佐三にまつわる資料を常時展示しています。

寛政2(1790)年に三郎丸にて創業。明治6(1873)年の筑前竹槍一揆で打壊しにあったのちに現在地に移りました。宗像大社のご神酒「楢の露」や「沖ノ島」の醸造元として知られ、主屋と煙突は国の有形文化財に登録されています。

江戸時代の佇まいを残すお店で心のこもった焙煎コーヒーはいかがですか。
〒811-4146
宗像市赤間3-4-8
TEL 0940-55-1490
OPEN 平日10:00 – 18:00 日曜・祝日は17:00まで
(豆がなくなったら閉店)
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とってもほんわかする空間で可愛い雑貨に囲まれてみませんか。
〒811-4146
宗像市赤間4-11-2
TEL 0940-51-1054
OPEN 10:00 – 16:00
CLOSE 水・日・祝日
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あなたに嬉しい空間。耳つぼや数秘術で体も心もケアしませんか。
〒811-4146
宗像市赤間5-1-19
TEL 070-5482-3914
OPEN 土・日・祝日 12:00 – 19:00
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出光興産の創始者である出光佐三(1885~1981)は、愛郷心が強く、地域の振興に物心両面で尽くしました。
唐津街道赤間宿は、出光佐三ゆかりの地であり、生家がそのまま残っております。
小説『海賊と呼ばれた男』(百田尚樹著)のモデルとなった人物としても有名で、2016年12月に映画化されました。
赤馬館の周辺には出光佐三展示室もございます。
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原町・唐津街道
Harumachi/Karatsukaido
赤間宿と畦町宿(福津市)の中間に位置する原町では、灯篭の設置や道路の美装化、
建物の修景等が行われ、昔ながらのまちなみが残っています。
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中村研一・琢二生家美術館
日本の洋画壇で活躍した中村研一・琢二兄弟画伯の生家に開設された美術館です。
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古美術 楽市楽座
大正4年に建てられた屋敷の中で、九州中から集めた和洋の骨董品の展示販売を行っています。
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街道そば たからい
築150年以上の造り酒屋の建物で、風と光を感じる庭を眺めながら手打ちそばを味わえます。
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とれとれプラザ かのこの里
地元産の農産物が手に入る直売所です。毎朝採れたての新鮮な野菜や果物、花、農産加工品などを販売しています。
唐津街道むなかた推進協議会
「唐津街道むなかた推進協議会」は、宗像市を通る約8.5kmの「旧唐津街道」のルート(唐津街道むなかた)を舞台として、日本風景街道※九州ルートの1つとして取り組みを行うなど、その自然や歴史遺産を活かした魅力あるまちづくりを地域の人々が連携して行うことにより、コミュニティの促進及び、地域の活性化を図ることを目的として活動しています。
※…日本風景街道とは、住民・NPO・企業などが主体となって行政と連携しながら、道を舞台に風景や自然・歴史・文化、地域ならではの資源を活かした「美しい景観づくり」「活力ある地域づくり」や「観光の振興」を行っていく取り組みです。
「唐津街道むなかた推進協議会」の取り組みは、平成19年度に「ちょっとよりみち唐津街道むなかた」として日本風景街道に登録されています。
・問い合わせ先:協議会事務局 (宗像市役所都市計画課) TEL0940-36-1484
・唐津街道むなかた推進協議会ホームページ:http://yorimiti.wawawa.org/index.html
街道の駅赤馬館は、地域の協力を得ながら
観光情報等を発信しています。